ポータルサイト的に、ブログを始めました。
元々自分のサイトを持ちたかったのですが、本を読んだり映画を観ている中で、折角だからそれらを扱ったブログでも始めようと思いつきました。
しかし、変なところで躓きました。記事カテゴリの名前です。すぐ思いつく「レビュー」という言葉が表すのは、評価や、良くて要約といったニュアンスですが、自分がしようとしていることを表す単語としては違和感があります。
そもそも「この本が素敵ですよ」という紹介だけがしたいかといえば、そうでもない。それについて知ってることを話す、ということをしたいわけでもない。
それに、自分は所謂乱読をするので、専門的な知見の無いものも扱うかもしれない。そうなると、あるトピックについてその本だけでは完結しない範囲についても調査しなければいけないし、そうでないと本の良し悪しを判断できない。しかし、そういうことがしたいわけでもない。
要は、感想文にしかならない。
であれば開き直ってしまい、漫画を描く自分が、本や映画とどのような関係を築いたか--自分の創作とどう結びつき、結びつきうるか--を書けば、少しは意味のある文章が生まれるのではないか。
少なくともポツンと完結した落ち葉のようなコンテンツではなく、創作という幹の枝葉くらいにはなるのでは。そう考えた時、たどり着いた記事カテゴリ名が「語り」でした。
本語り、映画語り…そのような形式をとった、私の創作の副産物として読んでいただければ、少しは面白くなるかもしれません。